2年ぶりに記事を書く。
最近は全て動画で話をしていたけど正直どの動画で何を話したのか忘れてしまうし振り返るのも再生をするのが面倒くさい。
動画を作る時にはたくさん調べるがそのあとは忘れてしまうことも多い。
そこで久しぶりにブログを更新しようと思った。
あまり画像は使わずに文だけで構成していくつもりだ。
間違いなどあれば随時更新もしていく。
今現在でわかっていることを書いていこうと思う。ゆっくり時間のある時に更新していく。
まずJohn Fruscianteを本気で追いかけ始めてもう4年くらいか。
フリークの間ではまだまだひょっこ。
その中でも自分なりにいろんなところから仕入れたことをまとめていく。
まずはフルシアンテといえばFender 1962 Stratocasterではないだろうか。
彼はこれを1998年ごろ手に入れているとされる。
というのも1992年に脱退し、復帰したのが1998年。その時にこの62が登場している。
実際は98年よりも前なのかもしれない。
当時はそんなに傷もなくオリジナル度の高い状態だった。
2000年前後にピックガードが変更されている。
この時ピックアップも変更しているんじゃないかと考えられる。
しかしピックアップに関してはいろいろと噂が多い。
そもそもなぜ変えたのかもよくわかってない。
55年製のストラトの音が良かった。
ピックガードを開けるとオリジナルではなく、ダンカンのSSL-1だった。
だから62にもそれを載せた。
とジョンは語っているがそれは当時のギターテックであるデイブ・リーが否定している。
ジョンは忘れている。
当時はさまざまなピックアップを試したんだ。
結果的に選んだのは当時新品で売られているスタンダードなストラトに(Standard Stratocaster)乗っていたピックアップだった。
この言葉がまた物議を醸すことになる。
これがアメスタのことなのかアメビンのことなのか、CS製のレギュラー品の可能性もある。はたまた海外でも当時Fender Japanは販売されている。
これがまず他のストラトから移植したものなのか、ピックアップだけ販売していたものなのか。
それも判断が難しい。
結論としてはわからないとしか言いようがない。
しかしSSL-1であるということだけは否定されている。
そうして2000年ごろにピックガードごと交換され有名なSlane CastleやHyde ParkなどBy The Wayツアー、後のStadium Arcadiumツアーで聴ける音は交換後の音だ。
デイブもちゃんと言ってくれればいいのに。
ピックアップ単体で販売していたモデルで考えればそんなに数は多くなく、57/62ピックアップやテキサススペシャルあたり。
見た目でどうにか判断しようとも思ったがやはり無理。
ということでやはりピックアップは不明だという判断。
他の交換場所としてはペグが比較的新しいものに交換されているくらいだろうか。
2022年のUnlimited Loveツアーより公になった62ストラトにはバックパネルにノイズ対策としてILITCH Back Panel Noise Canceling System(BPNCS)が搭載。
これがなぜ全ストラトではなく62だけに搭載されたのだろうか。
レコーディングの際に55ストラトのピックアップについてFenderのマスタービルダー、ポール・ウォーラーにアドバイスをもらっているという。この際に62の方もピックアップを交換した可能性もあるんじゃないかと個人的には思っている。
そして前述のノイズ対策をしたことを考えるとオリジナルのピックアップに戻したのではないかと考えられる。
しかし他の61フェスタや、64ホワイトには施されていないため、やはりレコーディング現場での使用を考えてのことではないだろうか。
このBPNCSはパネルの中央に配線があり、シンクロナイズドトレモロのスプリングと干渉してしまう(物理的に当たってしまう)。
なので真ん中のスプリングは外されているようで現状では2本のスプリングを使っている模様。
それなりの硬度のあるスプリングでないとトレモロをベタ付けには出来ないんではないだろうか。
そして2022年の暮れ頃にSNSや雑誌でジョンのギターの高解像度写真が公開された。
酷く色褪せ、塗装の剥がれも数段増した62。
ヘッドのロゴはかろうじてFenderの文字だけが残っている。
これはツアー中に撮影されたらしいがかなりフレットは擦り減っている。
オリジナルのサイズに見える。
そして比較的最近の2023年のライブ映像や写真を見ていくとフレットがやや太くなっているように見えた。
ライブでジョンは度々指がつってるような仕草を見せる。腱鞘炎も危惧される為、もし交換されているとすれば少しでも指への負担を減らすのが目的かもしれない。
ということで62ストラトだけでもかなり長くなってしまった。
次回は他ギターに触れていきたいと思う。