誰もトクしないブログ

ギターとそれに関わる機材が好きです。たまに自作もします。YouTubeはじめました!

FF7リバースの話をしたい

FF7リバースクリアしました!

そこで気になる点をいくつか吐き出させて欲しい。

大いにネタバレを含むのでまだプレイしてない方は見ないで下さいね!

 

まずFF7の世界観を振り返りながら見ていきたいと思います。

 

まずFF7リバースの前に前作のFF7リメイクの話から。

 

基本的には原作に沿った流れだったかと思います。1番魔晄炉の爆破〜ミッドガル脱出までだったかな??

 

ただ途中途中で現れるフィーラーという存在。

これが今回のリメイク作品全般にわたっての鍵だと思ってます。

フィーラーとは運命の番人なんだと。

 

運命から逸れようとした場合に現れて修正をする。

ここの解釈がかなり難解だとも感じました。

 

つまりは原作と違った方向にいこうとすると原作通りに修正しようとするということなのかと思います。

 

つまりこのフィーラーを倒したり、追い払ったり、超えていこうとすると原作のFF7と違ったストーリーが現れるということではないかと。

 

プレジデントが刺された際にバレットもやられるという原作にはないシナリオが描かれました。

その際にフィーラーが登場し、バレットを治療することで結果としては原作通りに修正されたんだと思います。

 

更にはフィーラープラエコ。

エアリスが「この壁は運命の壁、入ったらみんなも変わってしまう」

そしてプラエコを撃破することで完全に運命は変わってしまった、つまり原作通りじゃなくなったことを示唆しているんだと思います。

 

最後の場面のザックス。

FF7クライシスコアをプレイした方なら感動もののクライマックスの描写。

しかしFF7リメイクではザックスは生き残りました。

 

個人的には鳥肌ものでしたが忠犬スタンプの犬種が変わっている。つまりこれは実世界ではなく別世界。ちなみにここでの忠犬スタンプの犬種はヨークシャーだそうです。

 

フィーラープラエコを倒したことで実世界が変わったのではなく、別の世界線が生まれたということなのでしょうか。

 

そしていよいよ今作FF7リバースの話になります。

前置きが長くなりましたが前作のリメイクよりも別世界線の描写が最初から色濃く描かれているんだと思います。そして複数の世界線が。

 

 

まずはザックスの生きていた世界線。

バレット、ティファ、エアリス、レッド13が意識不明のまま神羅のヘリで輸送されています。ここでザックスはクラウドと共に現れます。

つまりクラウドはアバランチと出会ってもいない。ザックスはクライシスコアのエンディングの大量の神羅兵相手に勝っているからそのままクラウドと共にいたんですね。

ここでエアリスだけ救出に成功。

 

バレットとティファ、レッド13の生存は示唆されていませんでしたが後々アバランチメンバーの写真に×印が描かれていることから死亡と見てもいいかもしれません。

 

そしてザックスが2人を療養中にビッグスの生存も確認。そしてここで世界線が複数あるようです。

 

 

2つの道の選択をしている場面。

 

宝条の元に行き、クラウドを助ける。

結果神羅兵に囲まれ、おそらくそこでザックスは死亡したんじゃないかと思われます。

忠犬スタンプはシュナウザーのような犬。

 

ビッグスの爆破テロ止める。

同じく神羅兵に囲まれてその後は逃げてますがこの後はやはり死亡?

忠犬スタンプはパグ。

 

その後クラウドとエアリスが目覚め2人で街に出ます。その時に駄菓子屋にあった忠犬スタンプがチワワ。

 

ザックスが教会の前で3人を選ぶなんて出来ないと嘆いている時に現れるジョニーが抱えているのがコーギーのような犬。

 

本線と合わせると6つの世界線があることになります。これがもう複雑でもちろん何の説明もないのでわかりにくいんですよね。

 

謎なのはエアリスとクラウドがデートをしているのがシュナウザー世界とパグ世界のどちらでもないというところですよね。

謎過ぎます。

 

結果的にはコーギー世界のザックスがセフィロス戦に参加してきたのか?

 

実世界では話は進みいよいよクライマックス。

エアリスがホーリーを唱えている場面。

 

ここはなかなか面白い描写だと思いました。

フィーラーの壁が発生し、クラウドだけがその壁を乗り越えた。

 

クラウドの世界線ではエアリスは無事。

しかし他メンバーの世界線ではエアリスは死亡。

 

その後もその二つの世界線が並行して物語りが進みました。

 

個人的な意見ですがどちらにしろ最終的にはエアリスは死ぬんじゃないかと思います。

クラウドの世界線でも例えばホーリーを唱えて力尽きて死ぬのではないか。

 

そして次回作ではいよいよ完結となりますよね!

まだ出てきてないところとしてはロケット村、ウータイ、各ウェポン、そしてハイウィンドと大空洞。

原作の流れとしては今回先にロケット村が出てくる筈でしてたがそこはカット。

2度目のロケット村で宇宙に放り出されるのでそれを見越して今回はカットしたのかもしれないですね。

 

この複雑すぎるパラレルワールドがいったい今後どのように実世界に鑑賞してくるのか。

元々スケールの大きなFF7をさらに複雑化しているリメイクシリーズ。

 

次回作とても楽しみです!

 

1969年製テレキャスター

さて久しぶりの更新。

今回は先日手に入れたテレキャスターのお話。

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動画にもしているので是非見ていただければと。

 

69年製ブルーフラワーをリフィニッシュしたテレキャスター[Fender 1969 Telecaster w/Bigsby]
https://youtu.be/Ovxgi6_9_Us

 

 

ここでは再度振り返りと動画で話せなかった部分もやっていきます。

 

まずこのテレキャス、楽器店で取り扱われている時点で何やら不思議なテレキャスだということでした。

当初はブルーフラワーになる予定だったボディをブルーフラワーの紙を剥がしてサンバーストに仕上げられ、販売されたのではということでした。

その根拠がこのPUキャビティの文字とのこと。

 

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いろんなブルーフラワーのテレキャスの画像を探してもここに文字が入った個体を見たことがない。

 

まあ正直、これだけでは信憑性は全くないと思う。

69年当時ブルーフラワーの注文が入りボディは塗装まで完了していたと。

その後サンバーストのビグスビー仕様の注文が入った為、塗り直したんじゃないかという話。

 

全部を否定はできないが元の塗装がブルーフラワーだったのは可能性あるなと思ってます。

 

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Blue Flowerの文字は一体どのタイミングで書かれたのか。

68年から発売のブルーフラワーとペイズリーレッド。

 

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この仕様の注文がFender社に入り、その時点でこのボディはブルーフラワー用だと区別するために書かれたのだろうか。

 

もしこのネックもニコイチなどではなくて当時物だとしたらローズ指板のビグスビーブルーフラワーというなんともレアな仕様だったわけでむしろ特注っぽい。

 

しかし今となっては何もわからない。

 

気になる点はまだある。

ポットが77〜81年頃のポットに交換されている。

 

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残念ながら販売店からの情報はなし。

ポットデイトは読みにくいが81年ではないかと推測。

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81年ごろに2つのポットが交換されたのではないかと想像がつく。

 

そしてこのボリュームポットに半田をやり直した後があることからボリュームポットを交換したもっと後に塗装を塗り直した可能性も出てくる。

 

(もちろん単純に一時的にPUを交換していたなどの理由もあるかもしれないし作業した際の技術の問題もあるかもしれない。)

 

結局は謎。

 

しかし元々ブルーフラワーだった説は濃厚じゃないかと踏んでいる。

それはサイドの剥げ方だ。

 

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ブルーフラワーの紙だけを剥がし、サイドに残った青い塗料は削らずに上からサンバーストの黒フチを塗っている。

いかにも海外らしいやり方。

ある意味マルチレイヤー仕様ということで僕は相当に気に入ってしまった。

 

こんなギターは恐らく世界に一本だろう。

 

あとの細かい仕様と69年製で間違いないだろう根拠は動画の通り。

 

もし違ったとしてもこの不思議な仕様と出音で十分満足している。

 

以下は69年製テレキャスターの資料として残しておく。

 

エクストラキャビティのないボディ

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ネックポケットからコントロールキャビティまで長いドリルで一気に配線穴を通してある。

 

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69年頃からフロントPUカバーに変更がありコイルが見える仕様に
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OAKの3Wayスイッチは67〜70年ごろの仕様
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64年以降のリアPUはワックスの含浸の後に白いタコ糸が巻かれるので白いものが多い。

グレーボビン
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初期Fキーはポストの形にばらつきがある
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当時はまだシャーラー製ではなくレイス&オームステッドという会社が作っていた。

全体的にクロームメッキ。
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サイドのポジションマークが黒に変更へ。

ローズ指板といえばポジションマークは全てクレイドットかパーロイドのイメージが強いがいわゆる第二世代のローズ指板はメイプルワンピースと同様に黒いドットが入れられている。

作業効率を図ったためだろうか。

 

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最後にネックデイト。

よく見る黒スタンプは製造月が押されていたが69年9月から変更される。

この場合は

3=テレキャスター

541はロット番号

12=12月

9=69年

B=ナット幅が標準仕様
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John Frusciante's Gear vol.4 1964 Stratocaster

今回は再びストラト

 

2022年に初登場となったFender 1964 Stratocaster Olympic White。

 

登場時には1弦側のホーンにストラップピン、トラロゴ、見慣れないブリッジなどなど…

なんだこれはと話題になった。

 

ジミヘンが使っていたんじゃないかという噂で私も動画を出させていただきました。

 

結論からいうと結局何もわからないまま。

 

しかしかなり塗装は剥げているみたいでかなり弾かれてきたギターだということはわかる。

 

また目立つ塗装剥げ(裏面も含めて)もそのほとんどが右利きのギタリストが弾いた際に剥がれる場所がかと思われるので左利きのギタリストはそんなに弾いてこなかったんじゃないかと思える。

ジミヘンも触った可能性くらいはあるかもしれない。

 

ストラップピンもなぜ残しているのか。むしろジミヘンを匂わすために付けられているだけじゃないかとさえ思ってしまう。

 

わかっているのは海外の有名コレクターが所持していた個体であること。

フルシアンテに譲ったのか貸し出してるのかまだ不明。

 

さてこのストラト、前述したように特徴がいくつか有る。

 

1964後期から採用のトラロゴ

年代からしておそらくハカランダ指板

クレイドットのポジションマーク

(12Fは抜けてる?)

(17F、19Fはクレイドットを埋め直してるかもしれない。)

80年代ストラトのブラスサドル

最近はトレモロもフロートしている様子

 

まずそれまでスラブローズの印象が強かったフルシアンテが、ここへきてラウンドローズをしかも62ストラトと変わらないくらいのメイン級に使用しているところが彼の変化と言わざるを得ない部分だ。

(ボードにも今までにはなかったSD-1があったり、この15〜16年で音作りに関しての考え方が変化している。)

 

これまでとは明らかに違うこのギターは実際のライブでも印象強く、Unlimited Love、Return of the Dream Canteenの楽曲においては特に62よりもこっちの方が今回のライブでは活躍しているんじゃないだろうか。

 

ラウンドローズの指板はスラブよりも良い意味で明るい音がする印象。また、64あたりのグレイボビンのPUのせいなのかパワーがあるようにも思えた。

ファズやディストーションとの相性は抜群だろう。

 

まだまだ謎の多いギターだが一気に新生フルシアンテを印象付けた一本。

 

今後情報が進展していくのが楽しみである。

 

 

John Frusciante's Gear vol.3 1960 Custom Telecaster

ストラトが続いたのでここでテレキャスターを挟もうと思う。

 

Fender 1960 Custom Telecaster

 

アルダーボディにバインディング、スラブローズ指板と通常のアッシュテレキャスターと比べ音はやはりストラト寄りになり中音域に特徴があるテレキャスター

以前フルシアンテ風のテレキャスターを作った記事でもたくさん語っているがまとめておこうと思う。

 

とにかくかっこいい。

フルシアンテといえばテレキャスというファンも少なくない。

 

By The Wayのツアーからの印象が強いがCalifornicationのレコーディング時に入手したとされる。

当時は情報がまだ今ほど明確ではなく、ずっと63年製と言われ続けてきた。(スラブローズの時点で否定されるべきなのだが…)

 

サブとして66〜67年のカスタムテレキャスターもかつては所有していた。(2009年脱退の際にジョシュ・クリングフォッファーに渡っている)

サブを用意するほどテレキャスにこだわっていたことが伺える。

 

余談だがスタジオアルバムのScar Tissueのソロはこの67年テレキャスのフロントピックアップとBoss FZ-3の組み合わせだという。

 

そして本題のテレキャスターはシリアル45459からしておそらく60年製というのが濃厚だろう。

 

By The Wayツアーではストラトと変わらないくらいの登場頻度で仕様。やはりCan't StopやAround The Worldはテレキャスで弾いて欲しいものだ。

 

基本的にテレキャスだからといった使い方をするわけでもなくコードもカッティングもアルペジオもソロも弾いているし2003〜2004年のライブでは気分によってテレキャスで弾いているように思えた。

しかしSAツアーでは登場回数が激減。

おそらくジョン自身がジミヘンオマージュに拘っていたせいじゃないかと思われる。2006年ではほぼ使用せず2007年では少しだけ登場することとなった。

 

そしてUnlimited Loveツアーでテレキャスも復活。約20年振りにこのテレキャスで弾くCan't Stopには涙が出そうだった。

他にはUniversally Speaking、Tell Me Baby、Zephyr Song等で使用。

 

2022年の鮮明な写真ではストラト同様にボディへのダメージが増え、サンバーストの赤も殆ど抜けてしまっている。

 

ロゴは登場時から殆ど剥がれていてさほど変わっていない様子。特徴的なFマークの彫られたピックガードは昔は純正かと言われていたが意外といびつな彫られ方なので前オーナーが彫ったものなのだろう。

 

テレキャスに関してもピックアップ等詳細なことは語られていない為不明な点も多い。

 

ブリッジプレートはほぼ見えていないがライブ映像からしておそらくオリジナルでトップローディングの穴が空いているもの。61年ごろまでこのプレートが使われていた。

 

個人的にも思い入れの強いこのテレキャスター

今後はスタジオアルバムでも聴けると嬉しい。

 

John Frusciante's Gear vol.2 1955 & 1961 Stratocaster

さて今回は62以外のギターを見ていく。

 

まずはFender 1955 Stratocaster。

 

これもジョンを代表するストラトで最近は出番は少な目だが62同様1998年の復帰直後から使い続けている。

 

これは当時フルオリとのことでしかも54年ということで購入したそう。

実際には55年。ピックアップは購入時からダンカンのSSL-1が載せられていた。

 

ジョンはこれを聞いてがっかりしたんだろうか?あまり気にしてないような気もする。

 

これも2022年に高画質な画像が公開されていた。フレットはほとんど高さが無く、すり合わせされていてフレットの頭もほぼ平になっている。もしこのまま使っているとすれば激しいソロなどは非常に弾きにくそう。

 

ボディも流石に貫禄がある。

この54〜55年あたりのストラトは後年の個体や60年代のストラトよりも少し塗装が厚いのか塗料の問題なのかやや剥げにくいのが特徴。

 

また2000年代からの特徴としてピックガードのフロントピックアップとリアピックアップの6弦側に小さなネジ穴がある。

ピックガードの浮きを抑えたあとだろうが今はネジは外されている。

またフロントピックアップの1弦側には反転したアルファベットでM.B.Jとうっすら書いてある。(彫られている?)

 

18〜19フレットにはアンソニーに倒されてついた傷があり、これはかなりえぐれたのか樹脂のようなもので埋めているような跡が残っている。

 

2000年前後ではほぼメインと変わらない登場頻度で使用していた。SAツアーでも頻繁に登場。

カッティングやバッキングが目立つ曲で使用していてコードやアルペジオはとにかく綺麗に鳴っている様子。

 

この55ストラト、2022年の記事にはポール・ウォーラーのアドバイスの元ピックアップを変更したとあるが一体どんなピックアップにしたんだろう。

 

最近ではSuck my kissなど意外とハードな楽曲からAquatic mouth danceなどのバッキング曲で使用。抜けの良いメイプル指板の音の特徴を踏まえて使い分けている感じだ。いわゆる鈴鳴り感もあるのでオリジナルに近い50年代風のピックアップにしたのかもしれない。

ちなみに現在はアームが取り外されている。

 

 

そして次はFender 1961 Stratocaster Fiesta red

 

このギターはStadium Arcadiumツアーの途中から使われるようになった。しかしレコーディングの際には既に入手していたようだ。

 

62、55に次いで3番目に好きなストラトということでも有名だろう。しかしほとんど詳細な情報は出回っていないが恐らくほとんどオリジナルに近い状態なのではないだろうか。

 

詳細な写真も殆どなくペグだけは交換されているかもしれない。

SAツアーの頃は2007年ごろから使い始め、激しくアーミングする姿をよく見かけていた。当時はトレモロスプリングも5本かけをし、ブリッジはおそらくベタ付けしていたんじゃないかと思われる。

 

イントロジャムとスカーティッシュで弾くフェスタのストラトは印象的だった。

 

2022年からはBlack Summerのみで使用。

半音下げチューニング用のストラトとなりTV出演時にはアームも取り外されていた場面もある。

 

おそらく64ストラトを気に入りフェスタは格下げとなったのだろうか。

個人的には思い出補正もあるが凄く好きなストラトなので今後もどんどん披露して欲しい。

 

ではまた次回。