誰もトクしないブログ

ギターとそれに関わる機材が好きです。たまに自作もします。YouTubeはじめました!

John Frusciante's Gear vol.2 1955 & 1961 Stratocaster

さて今回は62以外のギターを見ていく。

 

まずはFender 1955 Stratocaster。

 

これもジョンを代表するストラトで最近は出番は少な目だが62同様1998年の復帰直後から使い続けている。

 

これは当時フルオリとのことでしかも54年ということで購入したそう。

実際には55年。ピックアップは購入時からダンカンのSSL-1が載せられていた。

 

ジョンはこれを聞いてがっかりしたんだろうか?あまり気にしてないような気もする。

 

これも2022年に高画質な画像が公開されていた。フレットはほとんど高さが無く、すり合わせされていてフレットの頭もほぼ平になっている。もしこのまま使っているとすれば激しいソロなどは非常に弾きにくそう。

 

ボディも流石に貫禄がある。

この54〜55年あたりのストラトは後年の個体や60年代のストラトよりも少し塗装が厚いのか塗料の問題なのかやや剥げにくいのが特徴。

 

また2000年代からの特徴としてピックガードのフロントピックアップとリアピックアップの6弦側に小さなネジ穴がある。

ピックガードの浮きを抑えたあとだろうが今はネジは外されている。

またフロントピックアップの1弦側には反転したアルファベットでM.B.Jとうっすら書いてある。(彫られている?)

 

18〜19フレットにはアンソニーに倒されてついた傷があり、これはかなりえぐれたのか樹脂のようなもので埋めているような跡が残っている。

 

2000年前後ではほぼメインと変わらない登場頻度で使用していた。SAツアーでも頻繁に登場。

カッティングやバッキングが目立つ曲で使用していてコードやアルペジオはとにかく綺麗に鳴っている様子。

 

この55ストラト、2022年の記事にはポール・ウォーラーのアドバイスの元ピックアップを変更したとあるが一体どんなピックアップにしたんだろう。

 

最近ではSuck my kissなど意外とハードな楽曲からAquatic mouth danceなどのバッキング曲で使用。抜けの良いメイプル指板の音の特徴を踏まえて使い分けている感じだ。いわゆる鈴鳴り感もあるのでオリジナルに近い50年代風のピックアップにしたのかもしれない。

ちなみに現在はアームが取り外されている。

 

 

そして次はFender 1961 Stratocaster Fiesta red

 

このギターはStadium Arcadiumツアーの途中から使われるようになった。しかしレコーディングの際には既に入手していたようだ。

 

62、55に次いで3番目に好きなストラトということでも有名だろう。しかしほとんど詳細な情報は出回っていないが恐らくほとんどオリジナルに近い状態なのではないだろうか。

 

詳細な写真も殆どなくペグだけは交換されているかもしれない。

SAツアーの頃は2007年ごろから使い始め、激しくアーミングする姿をよく見かけていた。当時はトレモロスプリングも5本かけをし、ブリッジはおそらくベタ付けしていたんじゃないかと思われる。

 

イントロジャムとスカーティッシュで弾くフェスタのストラトは印象的だった。

 

2022年からはBlack Summerのみで使用。

半音下げチューニング用のストラトとなりTV出演時にはアームも取り外されていた場面もある。

 

おそらく64ストラトを気に入りフェスタは格下げとなったのだろうか。

個人的には思い出補正もあるが凄く好きなストラトなので今後もどんどん披露して欲しい。

 

ではまた次回。