人生で初めての買い物をしました!
1962年製 Fender Jaguar
やばいです。
本物です。
1962年と聞くとまず思い浮かぶのがフルシアンテのメインのストラトですね。
実はフルシアンテのフェスタレッドのジャガーも1962年製らしいですね。
なので個人的には何かと所縁のある1962年
ジャガーはそんな1962年に誕生しました。
初年度ジャガーということになります。
そしてこの個体はいくつかポイントがあります。
・見てわかる通りゴールドパーツである点
・ボディは実はかなり前にリフされていますが元々はマッチングヘッドのダコタレッドである点
・ハカランダスラブボードである点
ビンテージに詳しいフォロワーさんが言うにはスラブボードのジャガーでマッチングヘッドが存在するのは1ヶ月の期間のみとのことでした。
更にはゴールドパーツ。
当時はオーダーかショーモデルでしか使われていなかったようです。
なのでもしリフされてなければかなり値段的には上がっていただろう個体
とのことでした。
あんまりそこら辺はよくわからないですが珍しいのは珍しいんだろうなーと。
関係なくまず解体していきます。
まずはネックデイトの確認を
1はジャガーの個体番号らしいです。
62年、5月のBネック
ということはマッチングヘッドはこの5月だけなのかもしれないですね。
月頭から始めたわけじゃないでしょうけど
ピックガードを外したところ
赤みが濃ゆいですよね。
このキャビティー部分のみマスキングされていたようでダコタが残っていました。
写真の下の方は木が見えてるのでこの辺りから塗装を剥がしているんだと思います。
配線関係です。
塗装をやり直すにあたってハンダを外している場所もあるようですがパーツ類はオリジナルのようです。
プリセット部分も同様
マスター部分も同様です。
ジャックはゴールドではないようですね。
ヘッド裏です。
かなり焼けてしまっていますね。
ペグのカバーにゴールドが残っています。
ネック裏
ローポジションあたりをかなり弾き込んでそうですね。剥がれるまで酷使した張本人はボーカルギターだったのかも知れないですね。
表側は流石にゴールドが剥がれてます。
マッチングヘッドはリフされずにダコタのままです。これは貴重。
スラブボード が確認できますね。
ついでにこれがリフじゃないのかを検証。
最後に全てのビスもゴールドでした。
このギターはどんな歴史を持って今ここにいるんだろうか
・リフするほどにダコタの塗装が剥げた、または意図的に剥がした
・ゴールドパーツの劣化が少ないのであまり弾かれてなかった、またはクロームパーツに替えて使っていた
・しかしフレットの減り具合とネック裏の塗装の剥がれからしてかなり弾き込んでいる
アメリカで生まれたギターが巡り巡って今ここにいるのはなんとも不思議だし運命を感じますね。