さて前回はCreamとの出会いを書きましたが今回は中身に入っていきましょうか。
そうだ、その前に
なぜクラプトンは神と呼ばれたのか
これはいろんな話があります。
いちばん有名な話
Creamというバンドを組む前に参加していたブルースバンドがあります。
これにクラプトンは参加しておりました。
その頃彼はレスポールをマーシャルのコンボアンプに突っ込んで演奏してました。ここで使っていたのが前に書いたレンジマスターというブースターですね。
これがレスポール+マーシャルという王道の始まりです。
そしてマーシャルアンプをフルアップさせ、わざとギターの音を歪ませたんですね。
この発想は当時はなかった。音が歪むことはむしろタブーだった時代です。
しかもこの歪んだ音というのがなんとも音楽的だったのも奇跡でしょうね。
そしてその頃のクラプトンは既にブルースの名手でした。
レスポール+マーシャル
斬新な歪みサウンド
ブルースギターの名手
この3つが偶然に重なったわけです。
このブルースブレイカーズのライブを見た観客の一人がある場所の壁に落書きを書きます。
音楽史上最も有名な落書き
「Clapton is GOD」
これが彼が神と言われる始まりだと言われてます。いうなればこれも奇跡ですよ。
書かなかったら言われてなかったかもしれない。
そんなたくさんの偶然ともう一つはこの時代にそれがマッチしたというのも偶然。
だからクラプトンは凄い。
話をCreamに戻します。
さてCreamを始めて聞いて、当時の僕はどうやってこんな音を出すんだ?と思ってました。
まだネットも今のように普及してないので情報源はギター雑誌しかない!
調べると割と簡単にわかりました。
SGとマーシャル
あとはワウとファズ
この4つが肝だった。
たったそれだけでした。
この3つでどうにか似た音を出そうと頑張ってましたねー笑
全然違う音しか出ないんですよ。
でもそのあとにお金を貯めてなぜかテレキャスを買ったんですけどね笑
今では星の数ほどのメーカーがいろんなエフェクターを出してる時代です。MODなんてものもある。
なのでどんな機材を使ってても割と近い音にはできるのかもしれませんね。
でもこの頃のクラプトンの音は古い気がしない。
今でも多くのアーティストが真似てるというか意識せずとも自然と使ってる音なんだと思います。
ミッドが太めの耳に痛くない歪んだギターソロ
どの音楽でも聞く気がしますよね。
でもそれは元々クラプトンの音だったんですね。
まだまだつづく