ここ数年、ブティックエフェクターなるものが爆発的に増えましたよね。
エフェクターブックまで出る始末です。
これは完全に「流行り」。
きっといつか衰退してしまうんだとは思います。
それと同じように流行しているのがminiサイズのエフェクターではないでしょうか。
ついにチューブスクリーマーまで出てしまうようです。
デザインが可愛いし安いので買って置こうかなとか…。
このminiサイズエフェクターですが火付け役はきっとEP Boosterではないでしょうか。
これはもはや名器と言われるレベル。
これを機にminiエフェクターもそうですがEcho Plexにも注目が集まりました。
さてさてこうしたエフェクターブームですがその火付け役は何と言ってもレッチリの元ギタリストだと思います。
ジョン・フルシアンテ
10年ほど前のカリフォルニケーション~スティディアムアーケイディアムなど一大センセーションを巻き起こしたベテランバンドのギタリストということで音源ももちろんですがギタープレイや音に関しては物凄い注目が集まりました。
現代の3大ギタリストの一人に選ばれています。
フルシアンテ目当てでレッチリを聞く人も多数見られましたね。
僕も大好きでずっと聞いたり真似したりしてました。
そこで彼の足元も様々な音楽誌が取り上げるわけです。
バイザウェイの頃のボードを見て多くのギタリストが真似をしました。特徴は全て直列ということ。
それとたくさんエフェクターを繋いでもいいんだ!!っていう発見です。
この後流行ったものがたくさんあります。
まずFuzz
昔からあるエフェクターですがなかなか扱いが難しく使用している人も少なかったのですが一気に人気沸騰!
彼のおかげで使い方がわかったんでしょうね。
続いてMoogのエフェクター
これは高級品でなかなか手が出しにくいんですがこれしか出せない音があるため高額でも使用者が増えました。
そしてなんといってもWH10
アイバニーズの安っちいワウです。掛かり方も物凄くチープで以前は中古で3000円くらいで売ってましたが彼のおかげで価格は10倍まで跳ね上がりました。後にリイシューされます。
そしてCE-1
これは元々有名でビンテージ機材のため高価でしたが使用者が増えました。
みんなフルシアンテのせいです。
エフェクターをたくさん使用することによってギターの信号が弱くなりますがそのためにバッファを使います。
バッファ用のエフェクターがたくさん出始めたのもこの頃。
その中に先ほどのEP Boosterも含まれます。
そしてたくさん繋げば持ち運びも大変になる。
そのためにminiサイズのエフェクターがどんどん開発されていくわけです。
そしてネットの普及もあってエフェクター回路を自分で組むことも出来るようになりました。
このエフェクターブームをビジネスチャンスと捉えるのは至極当然のこと。
軒並みにブティックエフェクターが発売され、知らないメーカー、日本メーカーも含めたくさん溢れています。
全てはフルシアンテから始まった。
僕にはそう思えて仕方ありません。