誰もトクしないブログ

ギターとそれに関わる機材が好きです。たまに自作もします。YouTubeはじめました!

Crossroadsのサウンド

Creamの音源にはライブ音源が割と少ない気がする。


60年代としては多い方なのかもしれないがCreamほどのバンドはライブじゃないとその凄さがわかりにくい。

もっとライブ音源があってもいいはずだ。


逆にCrossroadsはライブ音源しかない。

もともとロバートジョンソンのカバー曲だからか。

ではこのCrossroadsの音に注目しよう。


まずこれは何のギターなのか。


これは難しい。
きっとSGだと思うが335の可能性もある。

アンプはもちろんマーシャルだろう。


音に注目したいのだが、他のCreamの音源としては少しハイが出てる気がする。
そして歪み方がアンプ的ではないのではないか。ファズっぽい雰囲気がある。

ちなみにファズが世に出たのは66年頃と言われている。


また

Cream時代のクラプトンは小さな会場などアンプをフルテンに出来ない場面では歪みを増すためにレンジマスターを使っていたという。


これはレンジマスターの音か?
レンジマスターの中身はゲルマニウムトランジスタが1つで確かにファズらしい音色になる。


ということはレンジマスターを使わないといけない会場だったのか。

まずはこのCrossroadsが録音された場所と日時は?
そこに焦点を絞ってみた。


調べればすぐにでてきた。


1968年3月10日 サンフランシスコのウィンターランド

である。


このウィンターランドはもう現在はなくなっているようだが、当時はロックバンドにとっては物凄く有名な会場だったようだ。


しかしウィンターランドの会場の雰囲気がわからない。

いや、わかるぞ!


ザ・バンドをご存知だろうか。彼らの解散ライブ「ラスト・ワルツ」はここウィンターランドでのものだ。映像ものこっている。


それを見てみると



かなり広い。といっても日本の武道館よりは全然狭そうだ。




ということはレンジマスターの必要性がない。

しかも68年ということもあり既にジミヘンとの繋がりもあったクラプトンがファズを使っていてもおかしくはない。


そしてこのトーンだが

これは恐らくリアPUでトーンを絞っているような音に聞こえる。


SGのリアPU、トーンは絞る(0でなくても良さそう)
ファズフェイス
マーシャル(フルテン)



全て想像である。